この7月で開院して20年になります
地域の方々に支えてもらい、7月3日で開院20年になります。
いろいろなことがありました。内科学も進歩し、以前は寛解できなかった
C型肝炎や関節リウマチ、潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患など難病が管理
しやすくなりました。またアレルギーである気管支喘息やアトピー性皮膚炎
など2000年代に比べて重病の方の割合が減少し、よりコントロールがしや
すくなりました。悪性腫瘍は化学療法の進歩により癌=死というイメージは
以前よりもなくなってきた印象です。
糖尿病などの生活習慣病も治療薬も飛躍的に増加し、またみなさんの健康へ
の意識の高まりもあり治療成績も良好になってきました。
一方、コロナウイルスなど、あらたなパンデミックな感染症が蔓延し、現在
も人類との攻防は続いており、健康はいまもなお脅かされ課題が残っています。
これからが正念場です。
駆け足で振り返りましたが、この20年に経験した臨床能力をさらに磨きをか
けて地域の皆様の健康をすこしでも貢献できるように、これからも初診を忘れず、
日々コツコツと続けていければと思っています。